「マンジャロを始めたけれど、思ったほど体重が減らない」
「2.5mgを使っているけれど、効いているのかわからない」
「早く5mgに増やした方が痩せる?」
マンジャロを使用している方から、このようなご相談をいただくことがあります。
マンジャロには体重を減少させる作用が認められていますが、効果の現れ方には個人差があり、使用を始めてすぐに大きく体重が減るとは限りません。
代表的な結果では、肥満または過体重の方を対象に72週間の治療が行われ、投与群で持続的な体重減少が認められました。今回は、マンジャロの効果をいつ頃から考えるのか、そして体重がなかなか減らないときに何を確認すればよいのかについて解説します。

マンジャロはいつから効果が出る?
「マンジャロを打って何日で痩せますか?」
というご質問をいただくことがありますが、「○日で○kg減る」と一律に考えることはできません。
マンジャロによる体重減少は、一定期間治療を続けながら徐々に評価していくものです。臨床試験でも、数日単位ではなく、数か月から長期間にわたって体重の変化が評価されています。
そのため、治療を始めて間もない段階で、
「体重が減らないからマンジャロが効いていない」
と判断する必要はありません。
体重より先に「食欲の変化」を感じることもあります
マンジャロの有効成分であるチルゼパチドは、GIP受容体とGLP-1受容体の両方に作用します。肥満症治療薬として承認されている同成分のゼップバウンドでは、食事療法・運動療法と組み合わせて使用し、段階的に用量を調整しながら治療します。
治療中には、
- 以前ほど強い空腹感を感じなくなった
- 間食したいと思うことが減った
- 少ない量で満足するようになった
- 食事量が自然に減った
といった変化を感じる方もいます。
体重計の数字だけではなく、食欲や食事量がどのように変化しているかも治療経過を見るうえで大切です。
2.5mgで体重が減らなくてもおかしくない?
マンジャロの承認された2型糖尿病治療では、週1回2.5mgから開始し、4週間後に5mgへ増量することが基本です。2.5mgは治療開始時の用量として設定されています。
そのため、2.5mgを始めて間もない時点で、
「体重が減らないから効いていない」
と決めつける必要はありません。
一方で、自己判断で早く5mg、7.5mgへ増量することもおすすめできません。
用量を増やすと、吐き気、下痢、便秘などの胃腸症状が問題になることがあります。体調や副作用を確認しながら治療を進めることが重要です。
→ 「マンジャロ2.5mgと5mgの違いは?増量のタイミングを医師が解説」
マンジャロを使っても体重が減らないときに確認したいこと
1.まだ治療を始めて間もない
マンジャロによる体重減少は、長期的にみていく治療です。
開始して数日、数週間の体重変化だけで効果を判断せず、食欲や食事量、副作用なども含めて経過を確認します。
2.現在はまだ開始用量である
2.5mgはマンジャロの承認用法では開始用量です。
「2.5mgで大きく体重が減らない」という理由だけで焦る必要はありません。
ただし、増量するかどうかは自己判断せず、医師と相談してください。
3.食事量や間食が思ったほど変わっていない
マンジャロを使用していても、食生活がまったく関係なくなるわけではありません。
肥満症に対して承認されているチルゼパチド製剤も、食事療法・運動療法を行ったうえで使用する薬剤として位置づけられています。
「マンジャロを使っているから食事は気にしなくてよい」という治療ではありません。
無理な食事制限をする必要はありませんが、飲み物、間食、食事量などを一度振り返ってみることも大切です。
4.便秘などで体重が変動している
マンジャロでは便秘が比較的よくみられる副作用のひとつです。
体重は脂肪量だけを示しているわけではありません。
便通や水分量などによって短期間の数字が変動するため、毎日の体重だけを見て一喜一憂するのではなく、ある程度の期間で変化を見ることが大切です。
便秘が強い場合には我慢せず医師に相談してください。
体重が減らないから、すぐ増量した方がいい?
「体重が減らない=すぐ増量」ではありません。
チルゼパチドは段階的に用量を調整する薬です。
肥満症に対して承認されているゼップバウンドでも、2.5mgから開始して、原則として4週間の間隔をあけながら段階的に増量する用法となっています。
増量するときには、
- 現在の体重変化
- 食欲
- 食事量
- 吐き気
- 便秘や下痢
- その他の体調変化
などを確認する必要があります。
早く痩せることより、安全に治療を続けることを優先しましょう。
「停滞している」と感じたときにやってはいけないこと
特に避けていただきたいのは、
- 自己判断で注射の間隔を短くする
- 自己判断で用量を増やす
- 食事を極端に減らす
- 吐き気などの副作用を我慢して増量する
といったことです。
マンジャロは週1回投与する薬剤であり、承認された用法・用量に基づく適切な管理が必要です。
「もっと早く痩せたい」という気持ちから治療を急ぐと、かえって体調を崩して治療を続けられなくなる可能性があります。
体重だけではなく「続けられる治療」を考えます
ダイエットでは、つい、
「今週何kg減ったか」
だけに目が向きがちです。
しかし、大切なのは短期間で数字を減らすことだけではありません。
食欲が安定しているか、無理なく食事ができているか、副作用なく治療を続けられているかなども重要です。
フロル漢方内科クリニックでは、単にマンジャロを処方するだけではなく、体重や食欲、副作用、体調などを確認しながら治療方針をご相談します。
フロル漢方内科クリニックのマンジャロ料金
当院では、より継続して治療していただきやすいよう、マンジャロの料金を見直しました。
| 用量 | 料金(税込) |
|---|---|
| 2.5mg × 2本 | 8,000円 |
| 2.5mg × 4本 | 16,000円 |
| 5mg × 4本 | 22,000円 |
| 7.5mg × 4本 | 30,000円 |
| 10mg × 4本 | 38,000円 |
※自由診療です。
※診察の結果、処方できない場合があります。
※使用する用量は医師が診察のうえ判断します。
安城市・新安城でマンジャロについて相談したい方へ
「マンジャロを始めたけれど体重が減らない」
「2.5mgから5mgへ増量した方がよいのかわからない」
「食欲は減っているけれど、体重が変わらない」
「一度治療について相談したい」
といった場合も、お気軽にご相談ください。
フロル漢方内科クリニックでは、体重の数字だけではなく、患者さんの体調や生活状況も確認しながら治療方針を考えます。
便秘、むくみ、冷え、更年期症状などがある場合には、漢方治療についてもご相談いただけます。
よくあるご質問
Q. マンジャロは何日くらいで痩せますか?
効果の現れ方には個人差があり、「何日で何kg」と一律に示すことはできません。チルゼパチドの体重減少効果は、臨床試験でも長期間にわたって評価されています。
Q. マンジャロ2.5mgで体重が減らなくても大丈夫ですか?
2.5mgは、マンジャロの承認された2型糖尿病治療では開始用量です。開始直後の体重だけで効果を判断せず、食欲や副作用なども含めて経過をみます。
Q. 体重が減らなければ5mgに増やした方がいいですか?
体重だけで増量を決めるものではありません。食欲、体重変化、副作用、体調などを確認したうえで医師が判断します。自己判断で増量しないでください。
Q. 食欲が減っているのに体重が減りません。効いていないのでしょうか?
短期間の体重はさまざまな要因で変動します。食欲や食事量が変化している場合には、その変化も治療経過の一つとして確認します。体重が減らない状態が続く場合には、診察時にご相談ください。
Q. マンジャロを使えば食事制限は必要ありませんか?
マンジャロを使用していても、食生活や運動などの生活習慣は重要です。肥満症に対するチルゼパチドも、食事療法・運動療法を行ったうえで使用することとされています。
マンジャロによる医療ダイエットについて
マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、日本国内では2型糖尿病を効能・効果として承認されている医薬品です。PMDAでは2026年5月19日改訂の添付文書が公開されています。
当院で体重管理を目的としてマンジャロを使用する場合は、承認された効能・効果とは異なる目的での使用(適応外使用)となります。
なお、同じ有効成分チルゼパチドを含む「ゼップバウンド」は、日本国内で一定の条件を満たす肥満症に対して承認されています。
治療の適否については、医師が診察のうえ判断します。
マンジャロについてもっと知りたい方へ
→ マンジャロによる医療ダイエットとは?効果・副作用・料金を解説

