「マンジャロで痩せても、やめたら元に戻ってしまうの?」
「目標体重になったら、すぐにマンジャロをやめても大丈夫?」
「マンジャロはいつまで続ければいい?」
マンジャロによる体重管理を検討されている方や、すでに治療中の方にとって、治療をやめた後の体重は気になる問題だと思います。
結論から言うと、マンジャロを中止した後に体重が再び増加する方がいることが臨床研究で確認されています。
一方で、すべての方が同じようにリバウンドするわけではありません。
大切なのは、「痩せたら終わり」ではなく、減量後の体重をどのように維持するかまで含めて治療を考えること
です。今回は、マンジャロを中止した後の体重変化について、研究結果を交えながらわかりやすく解説します。

マンジャロをやめるとリバウンドする?
マンジャロの有効成分「チルゼパチド」を中止した後の体重変化を調べた代表的な研究があります。
この研究では、肥満または過体重の成人が36週間チルゼパチドによる治療を受けた後、治療を継続するグループと中止してプラセボへ切り替えるグループに分けられました。
最初の36週間で、参加者の体重は平均20.9%減少しました。
その後52週間では、
- チルゼパチドを継続した群:さらに平均5.5%減少
- 中止してプラセボへ変更した群:平均14.0%増加
という違いがみられました。
つまり、チルゼパチドを中止すると体重が戻りやすいことが、比較試験でも示されています。
ただし、この研究では10mgまたは15mgの最大忍容量まで増量した参加者を対象としており、治療内容や対象患者さんは当院の自由診療と同一ではありません。そのため、この数字がそのまますべての方に当てはまるわけではありません。
「やめたら必ず元の体重に戻る」わけではありません
ここは大切なポイントです。
2026年に報告された試験では、チルゼパチドを中止した方の82.5%が、治療中に減少した体重の25%以上を1年以内に取り戻していました。
一方で、体重の再増加が25%未満にとどまった方も17.5%いました。
したがって、
「マンジャロをやめたら100%リバウンドする」
ということではありません。
しかし、研究全体としては、中止後に体重が戻る方が多いことは知っておく必要があります。
なぜマンジャロをやめると体重が戻るの?
マンジャロを使用している間は、チルゼパチドがGIP受容体とGLP-1受容体に作用しています。マンジャロと肥満症治療薬ゼップバウンドはいずれも、チルゼパチドを有効成分とする週1回の注射薬です。
治療中に、
「以前ほどお腹が空かなくなった」
「少ない量で満足するようになった」
「間食しなくなった」
と感じていた方では、薬を中止すると、こうした作用がなくなることによって食欲や食事量が変化する可能性があります。
さらに、一度減量した体重を維持すること自体が簡単ではありません。
そのため、マンジャロを中止するときには、薬をやめることだけではなく、その後の体重管理をどうするかを一緒に考えることが大切です。
体重が戻ると、血圧や血糖なども戻る?
2026年に公表された試験では、チルゼパチド中止後の体重再増加が大きいほど、
- 腹囲
- 血圧
- non-HDLコレステロール
- HbA1c
- インスリン抵抗性
など、治療中に改善した心血管・代謝関連指標も戻る傾向が認められました。
つまり、体重管理は単に「見た目」や「体重計の数字」だけの問題ではありません。
減量後の状態を維持することも治療の重要な目標です。
目標体重になったら、すぐマンジャロをやめてもいい?
「目標体重になったから、今日で終わり」
と自己判断するのはおすすめしません。
いつまで治療を続けるかは、
- どのくらい体重が減ったか
- 現在の食欲
- 食生活
- 運動習慣
- 副作用
- 体重が安定している期間
- 中止後の体重管理ができそうか
などを考えて決める必要があります。
「目標体重に到達した=治療終了」ではなく、その体重を維持できる状態を作ることまで考えるのが大切です。
マンジャロは一生続けなければいけないの?
「リバウンドするなら、一生マンジャロを使わないといけないの?」
と心配される方もいると思います。
現時点の研究からは、チルゼパチドによる治療を中止すると体重が戻りやすいことが示されています。一方で、すべての患者さんについて「生涯続けるべき」と一律に判断できるものではありません。
治療の効果、副作用、費用、生活習慣、本人の希望などを総合的に考える必要があります。
フロル漢方内科クリニックでは、
「どうやって痩せるか」だけでなく、「痩せた後をどうするか」
についても一緒に考えていきたいと思っています。
中止するときは少しずつ減量した方がいい?
マンジャロの添付文書には、治療終了時に必ず段階的に減量しなければならないという用法は定められていません。2026年5月19日改訂のPMDA添付文書が現在公開されています。
一方で、治療を中止した後に食欲や体重が変化する可能性があります。
そのため、
自己判断で中止したり、投与間隔を勝手に変更したりするのではなく、医師と相談して治療方針を決めること
をおすすめします。
中止後にリバウンドしにくくするために大切なこと
1.マンジャロを使っている間に食生活を整える
マンジャロを使用して食欲が落ち着いている期間は、食生活を見直す良い機会でもあります。
「マンジャロを使っているから何を食べても大丈夫」
ではなく、
治療中から中止後にも続けられる食べ方を身につけておくこと
が大切です。
極端な食事制限ではなく、継続できる方法を考えましょう。
2.筋肉量を落としすぎない
減量するときには脂肪だけではなく、筋肉などの除脂肪組織も減少することがあります。
そのため、体重の数字だけを追いかけて極端に食事量を減らすのはおすすめできません。
可能な範囲で運動を取り入れ、適切な栄養摂取を心がけることが大切です。
3.体重が少し増えた段階で見直す
「3kg、5kg、10kgと増えてから何とかしよう」
ではなく、
少し体重が戻り始めた段階で、食事や生活習慣を見直す
方が対応しやすくなります。
毎日の数百グラムの変化に一喜一憂する必要はありませんが、一定期間の体重の傾向を把握しておくことは有用です。
4.便秘・むくみ・更年期なども含めて考える
体重の変化には、食事だけではなく、
- 便秘
- むくみ
- 月経周期
- 更年期
- 睡眠
- ストレス
など、さまざまな要因が関係します。
フロル漢方内科クリニックでは、マンジャロだけではなく、こうした体調のお悩みについて漢方治療も含めてご相談いただけます。
リバウンドしたらマンジャロを再開すればいい?
中止後に体重が増えてきた場合でも、
「体重が増えた=すぐマンジャロを再開」
と自己判断するのはおすすめしません。
どのくらい体重が戻ったのか、食事や生活習慣に変化があったのか、以前マンジャロを使用した際に副作用がなかったかなどを確認したうえで、治療を検討します。
必要に応じて、マンジャロ以外の選択肢についても考えます。
フロル漢方内科クリニックのマンジャロ料金
当院では、より継続して治療していただきやすいよう、マンジャロの料金を見直しました。
| 用量 | 料金(税込) |
|---|---|
| 2.5mg × 2本 | 8,000円 |
| 2.5mg × 4本 | 16,000円 |
| 5mg × 4本 | 22,000円 |
| 7.5mg × 4本 | 30,000円 |
| 10mg × 4本 | 38,000円 |
※自由診療です。
※診察の結果、処方できない場合があります。
※使用する用量は医師が診察のうえ判断します。
安城市・新安城でマンジャロについて相談したい方へ
「マンジャロを始めるか迷っている」
「リバウンドが心配」
「目標体重になったので、今後どうすればよいか相談したい」
「マンジャロをやめたら体重が戻ってきた」
といった場合も、お気軽にご相談ください。
マンジャロによる治療では、体重を減らすことだけでなく、その後の体重をどう維持するかも重要です。
フロル漢方内科クリニックでは、患者さんの体重、食欲、体調、生活習慣などを確認しながら、一緒に治療方針を考えます。
よくあるご質問
Q. マンジャロをやめると必ずリバウンドしますか?
必ずではありません。しかし、チルゼパチド中止後に体重が再増加する方が多いことが臨床研究で報告されています。SURMOUNT-4試験では、治療中止後に体重の再増加が認められました。
Q. どのくらいリバウンドしますか?
個人差が大きいため、「○kg戻る」と一律には言えません。2026年の追加解析では、中止後1年間で、82.5%の参加者が治療中に減少した体重の25%以上を取り戻していました。一方、体重増加が少なかった方もいます。
Q. 目標体重になったらマンジャロをやめてもいいですか?
目標体重だけではなく、食生活、運動習慣、副作用、体重が安定している期間なども含めて判断します。自己判断で中止せず、医師にご相談ください。
Q. マンジャロをやめるときは徐々に減らす必要がありますか?
添付文書上、治療終了時に必ず段階的に減量するという用法は定められていません。実際の中止方法については、患者さんの状態に応じて医師と相談してください。
Q. リバウンドしたらマンジャロを再開できますか?
再開できるかどうかは、体重、健康状態、過去の副作用などを確認したうえで医師が判断します。自己判断で以前の残薬を使用したり、以前と同じ用量から再開したりしないでください。
Q. マンジャロをずっと続けなければいけませんか?
一律に決まっているものではありません。中止後に体重が戻りやすいことは研究で示されていますが、治療をどのくらい継続するかは、効果、副作用、費用、生活習慣、ご本人の希望などを含めて個別に考えます。
マンジャロによる医療ダイエットについて
マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、日本国内では2型糖尿病を効能・効果として承認されている医薬品です。PMDAでは2026年5月19日改訂の添付文書が公開されています。
当院で体重管理を目的としてマンジャロを使用する場合は、承認された効能・効果とは異なる目的での使用(適応外使用)となります。
なお、同じ有効成分チルゼパチドを含む「ゼップバウンド」は、日本国内で肥満症治療薬として承認されています。
治療の適否については、医師が診察のうえ判断します。
マンジャロについてもっと知りたい方へ
→ マンジャロによる医療ダイエットとは?効果・副作用・料金を解説
→ マンジャロ2.5mgと5mgの違いは?増量のタイミングを医師が解説
→ マンジャロの副作用は?吐き気・便秘・下痢が出たときの対処法

