花粉症は、症状や体質によって治療が変わります。
当院ではガイドラインに基づく西洋医学に、漢方治療やアレルギー検査も組み合わせ、鼻・目・全身症状を総合的にケアします。
「毎年つらい」「薬が合わない」方もご相談ください。

◆ 西洋医学でのアプローチ
① 抗ヒスタミン薬(くしゃみ・鼻水・かゆみ)
眠くなりにくい抗ヒスタミン薬を基本に使用します。
※ 抗ヒスタミン薬は体質による個人差が大きい薬です。
効果が不十分な場合は、無理に我慢せず、薬を変更して調整します。
② 鼻づまりが強い方への内服治療(ロイコトリエン受容体拮抗薬)
中等症以上の方や、鼻づまりがつらい場合には、炎症を抑える内服薬を追加することがあります。
- 夜間の鼻づまり
- 口呼吸
- 喘息を合併している方
に有効な場合があります。
③ 点鼻ステロイド薬(鼻づまり治療の要)
鼻づまりがある方には、特に重要な治療です。
点鼻ステロイド薬は、
- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻づまり
すべてに効果があり、重症例では内服薬単独よりも高い効果が期待できます。
④ 目の症状への治療(眼瞼クリーム)
目のかゆみ・充血には、まぶたに塗るタイプの抗アレルギー薬も選択できます。
- 点眼が苦手な方
- コンタクトレンズ使用中の方
- 外出先で使いやすい治療を希望される方
に適した、新しい治療選択肢です。
【限界とよくあるお悩み】
- 薬は症状を抑える対症療法が中心で、体質の改善にはつながらない
- 抗ヒスタミン薬の眠気やだるさなどの副作用がつらい方も
- 舌下免疫療法は有効だが、数年単位の継続が必要で、効果が出るまでに時間がかかる
- 天候や体調、ストレスにより症状が悪化しやすい
◆漢方内科でのアプローチ
漢方では、アレルギー症状を「肺の虚弱」「冷え・水毒」「気虚・ストレス」などの体質の偏りととらえ、全身のバランスを整えることで、アレルギー体質そのものの改善を目指します。
| 体質の傾向 | 症状 | 処方例 |
| 水が滞るタイプ | 鼻水が多く、冷え・むくみ体質 | 小青竜湯、五苓散、防已黄耆湯 |
| 熱がこもりやすいタイプ | 鼻づまり・目のかゆみが強い | 辛夷清肺湯、葛根湯加川芎辛夷 |
| 体力が不足しているタイプ | 風邪を引きやすく疲れやすい | 補中益気湯 |
| ストレスに影響されるタイプ | イライラや不安で悪化 | 加味逍遙散、柴胡加竜骨牡蛎湯 |
◆当院では舌下免疫療法も行っています
スギ花粉症やダニ(ハウスダスト)アレルギーに対し、シダキュア®(スギ)、ミティキュア®(ダニ)による舌下免疫療法を導入しています。
- 血液検査で適応を確認のうえ、安全に導入
- 自宅で1日1回舌下投与、3〜5年継続が基本
- 5歳以上のお子様にも対応可能
- 他の治療との併用も可能です
◆西洋医学と漢方医学の『いいところ』を合わせた診療・サポートを
- 西洋薬と漢方薬の併用で症状緩和+体質改善
- 舌下免疫療法による根本的なアレルギー治療
- 必要に応じて血液検査・アレルギー検査を実施
- 冷え・疲労・胃腸虚弱・ストレスなどの全身状態も丁寧に評価
- ビタミン注射や栄養指導などのサポート療法も対応可
◆このような方におすすめです
- 花粉やハウスダストで毎年つらい思いをしている
- 西洋薬で眠気や副作用が出やすい
- 体質から改善し、薬に頼らず症状を抑えたい
- 舌下免疫療法に興味があるが、始め方がわからない
- 漢方も併用して根本から強い体を作りたい




