お酒に関する不調(翌日のだるさなど)

アルコールは適量であればリラックス効果や血行促進などの作用もありますが、体質や飲み方によっては以下のような不調を引き起こすことがあります。

  • 飲んですぐに顔が赤くなる・気分が悪くなる
  • 翌日、頭痛・吐き気・だるさが強く出る
  • 飲みすぎると湿疹・蕁麻疹が出る
  • 少量でも動悸・不安感が出る
  • 飲んだ後に眠れない、夜中に何度も目が覚める

◆ 西洋医学でのアプローチと限界・よくあるお悩み

お酒に関連した体調不良は、肝臓・胃腸・自律神経系など複数の臓器が関係します。西洋医学では、主に以下のような方法で対応します:

症状・状態主な対応・検査処方例
肝機能の低下(AST/ALTの上昇、倦怠感)血液検査(肝機能・γ-GTP・脂肪肝チェック)肝機能改善薬(ウルソ®、グリチルリチン製剤)、ビタミン製剤(B群、E)
胃の不調(むかつき・胃痛・吐き気)内視鏡検査やピロリ菌検査などを実施胃薬(PPI・H2ブロッカー・漢方併用)
二日酔い・アルコール代謝不良問診・飲酒状況の確認水分・電解質補正、ビタミン剤、点滴(B1・B6・Cなど)
自律神経の乱れ(不眠・動悸・ほてり)睡眠・ストレス評価、必要に応じ心電図等抗不安薬、軽い睡眠導入薬、漢方薬

【限界とよくあるお悩み】

  • 一時的な症状緩和はできても、体質的な酒への弱さ・生活習慣由来の慢性症状には根本的な対応が難しい
  • 「検査では異常なし」と言われても、疲労感や胃腸不調・不眠などが続くケースも多い
  • ストレスや飲酒パターンの見直しが必要でも、薬だけでは改善に限界がある

◆ 漢方内科でのアプローチ

漢方では、お酒による不調を「肝(かん)の失調」「水の滞り」「気血の乱れ」「胃腸虚弱」など体質のアンバランスとしてとらえます。
症状だけでなく、飲酒後や翌日の体調全体を整えることを重視します。

体質の傾向症状処方例
ストレスが溜まっているタイプ飲酒でイライラ・のぼせ・頭痛/不眠・夢が多い柴胡加竜骨牡蛎湯、抑肝散、加味逍遙散
胃腸が弱いタイプ少量で胃もたれ・下痢しやすい/疲れやすい六君子湯、人参湯、補中益気湯
水分代謝が悪いタイプむくみ・吐き気・頭重感/二日酔いがひどい五苓散、防已黄耆湯
熱がこもりやすいタイプ飲酒後に湿疹・にきび・口内炎/体が熱い黄連解毒湯、半夏瀉心湯
気のめぐりが悪いタイプ飲酒で情緒不安定/胸がつかえるような不快感半夏厚朴湯

◆西洋医学と漢方医学の『いいところ』を合わせた診療・サポートを

  • 体質に応じた漢方処方で、不調を和らげ再発予防へ
  • 肝機能・栄養状態の血液検査も可能
  • ビタミン・グルタチオン注射など解毒サポートも対応
  • 「飲むと眠れない」「次の日がつらい」など、部分的な症状にも個別対応

◆ このような方におすすめです

  • お酒を飲んだ翌日、すっきりしない
  • 湿疹や頭痛などが出る
  • 飲むのが不安だけれど、付き合いなどで避けられない
  • 体質から整えて、無理なくお酒と付き合いたい

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