年齢による不眠

年齢を重ねると、「寝つきが悪い」「夜中に目が覚めて眠れない」「朝早く目が覚めてしまう」といった不眠の訴えが増えていきます。
こうした変化には、ホルモン分泌や自律神経の働きの変化体力・気力の低下といった加齢に伴う身体の変化が関与していると考えられています。

市販のサプリメントや睡眠薬を試しても、効果が安定しない副作用(ふらつき・頭の重さ・日中の眠気など)がつらいなどのお悩みを抱える方も少なくありません。

◆ 西洋医学でのアプローチと限界・よくあるお悩み

症状・目的処方例
入眠障害・中途覚醒睡眠薬(ゾルピデム®、エスゾピクロン®など)
高齢者で安全性を重視したい場合メラトニン受容体作動薬(ロゼレム®など)
不安・抑うつが伴う場合抗不安薬・抗うつ薬(レクサプロ®など)

【限界とよくあるお悩み】

  • 高齢者では副作用(転倒、ふらつき、認知機能低下など)が出やすく、慎重な服薬管理が必要です
  • 薬に依存している気がする」「だんだん効かなくなってきた」と感じる方も少なくありません
  • 薬だけに頼る対症療法では、根本的な改善につながらないこともあります

◆ 漢方内科でのアプローチ

漢方では、不眠を「脳の問題」だけでなく、加齢による腎虚(体の衰え)や、心の疲労・自律神経の乱れ、気血水の巡りの失調といった全身のバランスの崩れとして捉えます。

「眠れない」ことだけに注目するのではなく、疲労感・冷え・胃腸機能の低下・精神的不安などを含め、体の内側から整える治療をオーダーメードで行います。

体質の傾向症状処方例
心と体が疲れているタイプ寝つきが悪い/眠りが浅い/夢が多い/動悸や不安感酸棗仁湯
冷えや水分の滞りがあるタイプ手足が冷える/夜間頻尿/むくみ/明け方に目が覚めやすい八味地黄丸、牛車腎気丸
ストレスが原因で眠れないタイプイライラ/考えごとが止まらない/胸や喉のつかえ感柴胡加竜骨牡蛎湯、抑肝散
胃腸が弱く、疲れやすいタイプ食欲不振/倦怠感/不安感/日中もだるい加味帰脾湯、帰脾湯

◆西洋医学と漢方医学の『いいところ』を合わせた診療・サポートを

  • 睡眠薬と漢方薬の併用・切り替えのご提案
  • 冷え・疲労・のぼせ・胃腸の不調など、睡眠に影響する全身症状の評価と治療
  • 必要に応じて、睡眠日誌の活用生活習慣の見直しアドバイス
  • ビタミン注射・サプリメントの併用による回復サポート

◆ このような方におすすめです

  • 年齢とともに眠りが浅くなり、疲れが抜けにくくなったと感じる方
  • 睡眠薬に頼らず、自然な睡眠を取り戻したいと考えている方
  • 夜間のトイレや冷えで目が覚めやすい
  • 日中の活力や気力の低下も気になっている方
  • 更年期や体の不調を含めて総合的に整えたい方

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