「何をしても疲れが抜けない・・・」「あれもこれもしたいのに、体がだるくて動けない」

そんな慢性疲労の背景には、ストレスや生活習慣の乱れによる体のバランスの崩れだけでなく、貧血・ホルモン異常・うつ病といった疾患や、がんや自己免疫疾患などの重大な病気が隠れていることもあります。
疲れは「よくある症状」と思われがちですが、慢性的な不調は体の発する重要なサイン。見逃さず、早めに医療機関を受診することが大切です。
◆ 西洋医学でのアプローチと限界・よくあるお悩み
【主な検査・評価】
- 血液検査(貧血・甲状腺機能・肝腎機能)
- 栄養状態(鉄・フェリチン・ビタミンB群・亜鉛など)
- 睡眠時無呼吸症候群の評価
- 心の状態(うつ病・不安障害など)のスクリーニング
- がんや自己免疫疾患が疑われる場合は、画像検査や腫瘍マーカーなど精密検査へ
【主な薬剤】
| 治療法 | 主な目的 | 処方例 |
| ビタミン剤 | 栄養補助・疲労回復 | メチコバール®(B12)、アスコルビン酸(C)など |
| 抗不安薬・抗うつ薬 | 精神的疲労・意欲低下 | パキシル®、メイラックス®など |
【限界とよくあるお悩み】
- 「検査では異常なし」と言われて不安が残る
- 薬で一時的に楽になっても、根本的な体質改善につながらない
- 副作用や依存感への不安から長期服用に抵抗がある
- 「冷え」「胃腸虚弱」「気力の低下」など、複数の不調が絡んでいてつらい
◆ サプリ・ドリンク剤について
市販の疲労回復ドリンクやサプリ(例:リポビタンD®、エナジードリンク類)は、
ビタミン・カフェイン・アミノ酸などにより一時的に元気が出ることがあります。
しかし…
- 効果が持続しない/根本的な回復にはつながらない
- 飲みすぎると胃の不調・不眠・動悸などのリスクも
- 高齢者や持病のある方は、かえって負担になることも
日常的な多用は避け、体調を見極めたうえでの使用が大切です。
◆ 漢方内科でのアプローチ
漢方では、体力・栄養・ストレス・加齢などさまざまな原因によって「気」や「血」の巡りが乱れた結果として、慢性的な疲労が現れると考えます。
一人ひとりの状態に応じて、以下のような体質タイプに分類し、オーダーメイドの処方を行います。
| 体質の傾向 | 症状 | 処方例 |
| 体力・気力が低下しているタイプ | 朝から体がだるい/疲れやすい/風邪をひきやすい | 補中益気湯 |
| 胃腸の働きが弱いタイプ | 食欲がない/胃もたれ/疲れると食べられない | 六君子湯 |
| 栄養や潤いが不足しているタイプ | 顔色が悪い/めまい/眠りが浅い | 当帰芍薬散、加味帰脾湯 |
| ストレス・緊張が強いタイプ | イライラ/ため息が多い/気持ちが張りつめる | 柴胡加竜骨牡蛎湯、加味逍遙散 |
| 水が滞りやすいタイプ | 体が重だるい/むくみ/胃腸虚弱 | 防已黄耆湯、五苓散 |
| 加齢による衰えが背景にあるタイプ | 足腰のだるさ/慢性的疲労感/夜間の頻尿 | 八味地黄丸、牛車腎気丸 |
◆西洋医学と漢方医学の『いいところ』を合わせた診療・サポートを
- 必要に応じて総合病院や専門科と連携し、精密検査をご提案
- 西洋薬・漢方薬の安全な併用・段階的な切り替えに対応
- ビタミン注射(B群・C)や栄養指導による疲労回復サポート
- 睡眠・自律神経・胃腸の状態も含めた総合的アプローチ
◆ このような方におすすめです
- 「検査は異常なし」でも、疲れが続いてつらい
- 年齢とともに回復力が落ちてきたと感じる
- サプリやドリンクでは持続的な回復が見られない
- 出産後・病後の回復が思うように進まない
- 漠然とした不調が長く続いており、体質から整えたい




